1.実技課題に含まれる技能の内容
作業を行う上で以下の➀~➂に留意して作業すること。
➀実技課題に含まれる技能
簡単な墨出しができること。
こてとこて板を手際よく使用できること。
➁墨出しの手順
・つぼ糸を軽子に2~3回巻いて(左 側の 柱 などに墨を打つ場合は左巻きに)針先を 5 ㎜ 程度残し、軽子を基点の上に刺す。
・墨さしで墨つぼのつぼ綿を軽く押さえ引き伸ばし、捨て墨をした後、糸をもう一方の基点にあてる。
・つぼ糸を打ち面に対して直 角に持ち上げ、墨が鮮明になるように打つ。
➂工具類各種工具の用途を理解し、適切に使用できること。
・中塗りごて:セメントモルタルを塗り付けるために使用する。
・れんがごて:材 料の練り合わせと材 料をこて板に移すために使用する。
・きりつけごて:入隅の仕上げに使用する。
2.注意すること
1)練り場
➀左官用ミキサーを取付ける場合、材 料 置き台は左官用ミキサーの天端より
20~30cm 下げ、セメントなら100~120 袋 程度積めるように堅固に作る。
➁電源が必要な場合は専門家に工事を頼み、使用上の注意を受け、アースは完全に取付ける。
➂モルタルポンプなどを使用する場合は特に排水をよくする
④清掃水洗によって生じる排 水 中にはセメント分を多量に含んでおり、そのまま放水すると下水管のつまりや汚染を起こすので、不純物を沈殿・排除する活水沈殿槽を設け排水する。
左官